梅雨明けに見つけたカビの掃除方法を解説!

2022/06/22

雨の日が続く梅雨の季節が終わり、何気なくキッチンや押し入れを見たらカビが生えていた!なんて経験はありませんか?
梅雨の時期に限らずではありますが、カビを見つけた場合はすぐに取り除きましょう。
本記事では、カビを放置してはいけない理由やカビを掃除する方法などを紹介します。
記事の後半では、やってはいけないカビ掃除方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

梅雨明けに見つけたカビの放置はNG!

梅雨明けに見つけたカビの放置はNG!

梅雨明けにカビを発見した場合は、放置せず、すぐに掃除しましょう。
というのも、カビを放置すると見栄えが悪くなるだけではなく、悪臭や健康被害にもつながるからです。
具体的には以下のようなデメリットがあります。

  • カビは繁殖し続ける
  • 時間の経過とともにカビの除去が難しくなる
  • 嫌なにおいの原因になる
  • 健康被害につながる
それぞれについて以下で詳しく見ていきましょう。

梅雨の時期にカビやすい場所についてはこちらの記事をご覧ください。

梅雨前に掃除をするメリットとは?梅雨にカビやすい場所10選と対策方法を紹介!

カビは繁殖し続ける

一度発生したカビは除去しない限り、自然と消えてなくなることはありません。
カビは胞子を飛ばして自分のテリトリーを広げていくため、放置をしているとカビはみるみる増殖していきます。
次第に壁や床、家具、布団などのさまざまな場所にカビが発生しやすくなり、気づいたら部屋全体がカビだらけになっているなんてことも。
そのため、カビを見つけたら掃除を後回しにせず、すぐに除去しましょう。

時間の経過とともにカビの除去が難しくなる

カビを放置すると根が張ってしまい、除去が難しくなります。
根を張ったカビはなかな落ちず、根が残るとそこからまたカビが広がる可能性もあるため、カビの除去は早めに越したことはありません。

嫌なにおいの原因になる

カビは嫌なにおいの原因となります。
カビの不快なにおいを感じたときは、カビが元気に活動しているサインでもあるため、早めの除去が大切です。

健康被害につながる場合も

空中に飛散したカビの胞子を体内に吸い込むと、「シックハウス症候群」や「夏型過剰性肺臓炎」を引き起こす場合があります。
その他、カビ自体がアレルギー源となって喘息や鼻炎、皮膚炎などを引き起こす可能性があるため、早めの除去が大切です。

カビを掃除する際のポイント

カビを掃除する際のポイント

カビを掃除する際は、以下3つのポイントを押さえましょう。

  1. 換気をする
  2. カビ取り剤と他の洗剤を混ぜない
  3. 水分を残さない
    
    
それぞれについて以下で詳しく解説します。

 

換気をする

カビの掃除を行う際は必ず、換気扇を回したり窓を開けたりするなどの換気を行いましょう。
カビの胞子の吸い込みを防ぐ効果があるだけではなく、薬剤による気分の悪化も防げます。

カビ取り剤と他の洗剤を混ぜない

カビ取り剤と他の洗剤は混ぜないように注意しましょう。
カビ取り剤と塩素系漂白剤・トイレ用洗剤などを一緒に使用した際に2つが混ざると、危険な有毒ガスの発生につながります。
2つの洗剤を同じ場所で使用したい場合は、1つの洗剤を使ったあとにしっかりと水洗いをしてから次の洗剤を使用しましょう。

 

水分を残さない

カビは湿度と温度、養分の3つの条件がそろったときに発生・繁殖しやすくなります。
カビ取り後に水分を残したままにしておくと、その湿気でカビが再発してしまう場合があるため、カビの掃除後は水分を残さないようにしましょう。

 

【場所別】梅雨明けに見つけたカビを掃除する方法

梅雨明けに見つけたカビを掃除する方法

以下では、カビを掃除する方法を場所別に紹介します。
必要な用具や手順について詳しく解説しているので、困ったときのマニュアルとしてぜひお使いください。

 

カビた壁や床を掃除する方法

部屋の隅や家具の裏などの壁や、カーペット下や窓際の床は湿気が高くなりやすく、カビが生えやすい場所です。
壁や床にカビを見つけたら、以下の手順で掃除・除去していきましょう。

【準備するもの】
  • 中性洗剤
  • ヘラ
  • 布雑巾もしくは柔らかいスポンジ
  • ゴム手袋
【掃除の手順】
  1. 雑巾を水で濡らして中性洗剤を含ませる
  2. カビが生えた部分を優しく拭いていく
  3. 溝のカビは、雑巾の上からヘラを当ててこする
  4. 水拭きで洗剤を拭き取る
  5. 雑巾でから拭きしたあと、しっかりと乾燥させる
    
    
注意点として、壁の素材が布製・紙製である場合は水を吸い込んでしまうため、自力でカビを除去するのは困難です。カビを掃除する際は、布製や紙製の壁紙・土壁などに使える市販のカビ掃除洗剤を使用するかもしくは、カビ取り業者に依頼しましょう。
また、フローリングをコーティングしている場合は、アルコールを使用すると剥がれてしまうため使用を避けましょう。

カビたキッチンシンクと排水溝を掃除する方法

キッチンは湿度が高くなりやすく、カビが発生しやすい場所です。
キッチンシンクと排水溝のカビは以下の手順に従って除去しましょう。

【準備するもの】
  • メラミンスポンジ
  • クエン酸
  • 重曹
  • お酢
【掃除の手順】
  1. 排水口の蓋とゴミ受けを取り外す
  2. カビが気になる部分に重曹をかける
  3. 少し温めたお酢を重曹の上から注いで、しばらく放置する
  4. 40度くらいのぬるま湯で洗い流す
  5. キッチンシンクのカビにクエン酸を振りかける
  6. メラミンスポンジに水を含ませて、汚れている部分をこする
  7. 汚れが取れたら水で洗い流す

カビたお風呂場を掃除する方法

お風呂場は湿度が高くなりやすいうえに、皮脂や石鹸カス、水垢などのカビのエサとなる汚れが残りやすい場所です。
お風呂場のカビは以下の手順に従って除去しましょう。

【準備するもの】
  • 塩素系漂白剤(カビ取り剤)
  • キッチンペーパーまたはティッシュペーパー
【掃除の手順】
  1. 塩素系漂白剤をカビにかけて20~30分放置する
  2. シャワーで洗剤を洗い流す

ゴムパッキン部分カビは、カビ部分に水を含ませたキッチンペーパーまたはティッシュペーパーをかぶせ、その上から塩素系漂白剤をスプレーすると効果的です。スプレーをカビに直接吹きかけるとカビの胞子が飛散してしまうため、必ずキッチンペーパーまたはティッシュペーパーの上から吹きかけましょう。
お風呂場の天井のカビを掃除する際は、フロアモップや柄の長いお風呂掃除スポンジに雑巾を巻きつけ、中性洗剤で洗うのがおすすめです。

 

カビた洗濯機を掃除する方法


洗濯機の洗濯槽はカビが発生しやすい部分です。
洗濯槽にカビが生えていると、衣類にもカビが付着してしまうため、カビを見つけ次第早めに除去しましょう。

【準備するもの】
  • 酸素系漂白剤もしくは塩素系漂白剤
  • ゴミすくいネット
  • お湯
【掃除の手順】
  1. 洗濯機のスイッチを入れて、40~50度ほどのお湯を入れる
  2. 酸素系漂白剤を入れる
  3. 洗濯機を通常コースで5分ほど運転
  4. 2〜3時間ほど放置する
  5. 再び洗濯機を回し、浮いてきた汚れをネットですくう
  6. 汚れが出なくなるまで、手順5を繰り返す
  7. 一旦排水する
  8. 水をためて塩素系漂白剤を入れる
  9. 2〜3時間ほど放置する
  10. 「槽洗浄コース」または「通常コース」で運転し終了
    
    
注意点として、ドラム式洗濯機の場合は酸素系漂白剤を使用できません。ドラム式洗濯機の場合は、手順8〜10を繰り返し行いましょう。

 

カビた押し入れを掃除する方法

押し入れは密封空間になりやすく、湿度・温度が上がりやすい環境です。
押し入れのカビは以下の手順に従って除去しましょう。

【準備するもの】
  • キッチンペーパー
  • 雑巾
  • エタノール除菌剤
  • 掃除機
【掃除の手順】
  1. 押入れ・クローゼットを空にする
  2. 水を含ませたキッチンペーパーで、押し入れ全体を拭く
  3. 雑巾にエタノール除菌剤を含ませて、押し入れ全体を拭く
  4. 窓を開けて、押入れを換気する
    
    
手順3の段階で落ちないカビがある場合は、紙やすりでこすってカビを除去します。

 

カビた布団を掃除する方法

布団のカビは以下の手順に従って除去しましょう。
なお、カビの生え方が重度である場合は買い替えがおすすめです。

【必要なもの】
  • 重曹水
  • 除菌用エタノール
  • キッチンペーパー
  • スポンジ
【掃除の手順】
  1. 水で濡らしたキッチンペーパーでカビを拭き取る
  2. カビていた部分に重曹水をかけ、5分ほど放置
  3. 重曹水を含んだスポンジでカビのある部分を拭く
  4. 消毒用エタノールを吹きかけた1時間ほど放置
  5. キッチンペーパーでしっかり水気を取る
  6. 目安に陰干しする
 
布団は厚みがあるため、水分が染みこみすぎないように注意しましょう。

 

やってはいけないカビの掃除方法

やってはいけない掃除方法
カビの掃除方法を間違えると、かえってカビを悪化させてしまう可能性があります。
やってはいけないカビの掃除方法は以下の通りです。

  • 直接スプレーを吹きかける
  • 乾いた雑巾で拭く
  • 掃除機をかける
  • 換気をしない
  • お酢を使用する
  • 濡れ雑巾のみで拭く
直接スプレーを吹きかけたり乾いた雑巾で拭いたりすると、カビの胞子が飛び散ってしまい、カビの繁殖に拍車をかけてしまいます。
また、お酢は原料である穀物がカビのエサとなってしまうため、使用を避けるのが無難です。

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カビ掃除後はカビが再発しないよう、普段から換気や掃除をこまめに行い、カビが発生しにくい環境を作ることが大切です。


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