手洗いだけじゃない!ウイルス対策に効果的な消毒・除菌方法を紹介

2022/07/01

コロナ禍の影響で、以前よりも手洗いやうがいが重要視されるようになりました。それに加えて、手指の消毒やマスクの着用、密の回避などの行動が習慣化した方も多いでしょう。しかし、細菌やウイルスは目に見えないため、どこに潜んでいるのかわかりません。そこで今回の記事では、ウイルス対策に効果的な消毒・除菌方法を紹介します。日常的にできる方法なので、ぜひ参考にしてください。

手指のウイルス対策
アルコール消毒

手指はドアノブや電車の吊り革など、生活する中でさまざまなものに触れているため、ウイルスが付着している可能性が高いです。ここでは、手指のウイルス対策に効果的な方法を2つ紹介します。

①手洗い

手指に付着したウイルスは洗い流すのが効果的です。手指に付着しているウイルスの数は、15秒間流水による手洗いで1/1,00になり、石鹸やハンドソープで10秒もみ洗いした後、流水で15秒すすぐと1/10,000に減らすことができます。外出先から帰宅した後やトイレの後、調理や食事の前が手洗いのタイミングです。しっかりポイントを押さえることで、手洗いの効果が上がります。

【正しい手の洗い方】
1.流水でよく手を濡らした後、石鹸をつけて手のひらをよくこする
2.手の甲を伸ばすようにこする
3.指先と爪の間を念入りにこする
4.指の間を洗う
5.親指と手のひらをねじり洗いする
6.手首も忘れずに洗う

【手洗いのポイント】
1.流水で手を濡らしてから、しっかり泡立てる
石鹸やハンドソープはよく泡立てないと洗浄成分が汚れに馴染まず、手洗いしても汚れが残ってしまいます。そのため、特に小さな子どもがいる家庭は泡タイプのハンドソープがおすすめです。
2.汚れが残りやすい部分(手の甲、指先や爪の間、指の間、親指、手首など)をしっかり洗う
3.流水でしっかりすすぐ
ためた水は一度落ちた汚れが付着する可能性があります。必ず流水ですすぐようにしましょう。
4.清潔なハンカチ・ペーパータオルで拭く
濡れたままのハンカチは雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。こまめに交換するか、使い捨てのペーパータオルを使うのがおすすめです。

②アルコール消毒

手洗いがすぐできない状況の場合は、アルコール消毒も有効的です。アルコール消毒する際は、濃度70%以上95%以下のエタノールを選びましょう。濃度80%前後が最も消毒効果が高いと言われています。アルコールはウイルスの膜を壊し、無毒化することが可能です。

【正しいアルコール消毒の方法】
1.500円玉程度の消毒液を手のひらにのせる
2.爪の間も意識しながら指先によくすり込む
3.手のひら全体によくすり込む
4.指の間にもすり込む(シワの間も注意して行う)
5.親指と手の甲、手首にもすり込む

モノのウイルス対策

ドアノブの除菌と消毒
手指だけでなく、モノにもウイルスが付着している可能性があります。ここでは、モノに付着したウイルス対策を6つ紹介します。


①熱水

食器や箸などは、熱水でウイルスを死滅させることができます。方法としては、80℃の熱水に10分間さらすだけです。

②次亜塩素酸ナトリウム

テーブルやドアノブ、スイッチなど人が触れる機会が多いモノには、塩素系漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムがおすすめです。方法としては、次亜塩素ナトリウムの濃度が0.05%になるまで薄めて拭いたら、水拭きします。


③界面活性剤

テーブルやドアノブ、スイッチなどには、家庭用洗剤の主成分である界面活性剤もおすすめです。ただし、新型コロナウイルス感染症対策の場合、9種類の界面活性剤が有効であると言われています。方法としては、家庭用洗剤を薄めて拭くだけです。家具用洗剤の場合は、商品説明に記載されている使用方法に従って使えば大丈夫です。

④次亜塩素酸水

テーブルやドアノブ、スイッチなどには、次亜塩素酸水も一部有効とされています。方法としては、拭き掃除の場合は有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸水を使い、消毒したいモノに対して十分な量で濡らします。
濡らした後は、清潔な布やペーパータオルで拭き取ります。流水でかけ流して掃除する場合は、生成されたばかりの有効塩素濃度35ppm以上の次亜塩素酸水を使い、消毒したいモノに対して流水でかけ流してください。かけ流した後は、拭き掃除同様、清潔な布やペーパータオルで拭き取ります。


⑤アルコール

手指のウイルス対策として既に紹介していますが、消毒用エタノールはモノのウイルス対策にも効果的です。濃度70%以上95%以下のエタノールが理想ですが、70%以上のエタノールが入手できない場合は、60%台のエタノールでも代用可能です。一定の有効性があると考えられています。


⑥亜塩素酸水

清拭する場合、遊離塩素濃度25ppm以上の亜塩素酸水をペーパータオルなどに染み込ませ、清拭します。拭いた後は数分間置いて水気を拭き取って乾燥させます。

空気中のウイルス対策

ウイルス対策に効果的な空気洗浄機

空気中のウイルス対策は、換気が最も有効です。室内温度に大きな差が出ないように気をつけながら、定期的に換気を行いましょう。窓を開けて換気する場合、風の流れを作るために2方向の窓を1時間に2回以上、1回あたり数分間程度全開にします。
また、空気洗浄機もウイルス対策におすすめの方法です。空気洗浄機には部屋や布などに付着したウイルスを抑制する効果があります。空気洗浄機で全てのウイルスはなくなりませんが、ウイルスに感染するリスクを軽減することができます。

ウイルス感染を予防する3つのポイント


そもそもウイルスに感染するのを防ぐために、3つのポイントを押さえる必要があります。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。


①免疫力を上げる

手洗いや消毒などの防御策に加えて、ウイルスに負けないために免疫力を上げることも大切です。日頃から栄養バランスの良い食事を摂り、適度な運動を心掛けましょう。過度な運動はストレスになり、かえって免疫細胞に悪影響を与えるため注意が必要です。
また、運動は体温を高めることにも効果があります。体温が少し上がると免疫細胞が動きやすくなります。運動以外にも入浴が効果的です。


②感染源を遠ざける

感染症には必ず感染源があるため、感染源を遠ざけることが重要です。ウイルスなどの病原体を体内に持っている感染者が、感染源となるケースが多いと言われています。感染者からの感染を防ぐためには、密を避けることが大切です。


③感染経路を遮断する

感染経路の遮断とは、体内にウイルスが侵入する前に除去することです。普段の習慣となっている手洗いや手指の消毒がこれに該当します。しかし、病原体は手以外の場所にも付着している可能性が高いです。ドアノブやスイッチ、リモコン、テーブルなど、手が届く範囲にあるモノは除菌・消毒すると、感染するリスクが軽減されます。

ウイルス対策で感染リスクを軽減させよう

今回は効果的なウイルス対策を紹介しました。ウイルス対策と聞くと、手洗いと手指の消毒を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、実際は手以外にもウイルスが付着している可能性が高いです。目に見えないモノだからこそ、日頃から意識してウイルス対策を行う必要があります。
家庭でモノを除菌・消毒したい場合は、アルコールを使用する方法がおすすめです。ドラッグストアなどで簡単に入手できる上、精製水で薄めれば手指の消毒液としても利用できます。

抗菌・抗ウイルス対策をしたい場合は、金属のプロが作ったコウキングがおすすめです。抗菌コーティングを行うと、ウイルスや細菌の増殖を抑えられます。日常的に人が多く触れるドアノブや電気のスイッチなど、家庭でのウイルス対策に有効です。


コウキングは元々事業所向けに開発された商品ですが、家庭でも安心してお使い頂けます。1回の塗布で抗菌効果が3年〜5年続くので、市販の抗菌・抗ウイルスグッズよりも長期的な効果が期待できます。清潔に保ち安心して生活したい方は、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

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